「家だけはノリで決めない。買う前・売る前の必読6ヶ条」
2026/08/20
家を買うとき。
家を売るとき。
今日は、僕が不動産の仕事をする中で、本当に大事だと思っていることを書きたいと思います。
題して、
「家を買うとき、売るときの必読6ヶ条」
難しい話ではありません。
むしろ、言われてみれば当たり前のことばかりだと思います。
でも、不動産になると、
その当たり前のことが、なぜか分からなくなってしまう。
僕は、そんな場面を何度も見てきました。
例えば、旅行へ行くとします。
「今度、沖縄へ行こうか」
となったら、
普通はいろいろ考えると思うんです。
なぜ行くのか。
いつ行くのか。
どこへ行くのか。
何をするのか。
誰と行くのか。
いくら使うのか。
家族旅行なのか。
夫婦二人なのか。
友達同士なのか。
海でゆっくりしたいのか。
観光したいのか。
美味しいものを食べたいのか。
いつ行くのかによっても、値段は変わります。
誰と行くのかによっても、泊まる場所は変わります。
目的によって、行く場所も変わります。
数万円、数十万円の旅行でも、
みんな結構ちゃんと考えると思うんです。
ところが。
これが数千万円する家になると、
なぜか急に、
「なんとなく見に行ってみよう」
から始まることがあります。
住宅展示場へ行ってみる。
建売住宅を見に行ってみる。
ネットで物件を見続ける。
最初は、
「こんな家がいいね」
と楽しく見ていたはずなのに、
見れば見るほど分からなくなってくる。
こっちは駅が近い。
こっちは家が広い。
こっちは新築。
こっちは値段が安い。
こっちは営業担当者がすごく勧めてくる。
そして最後には、
「結局、何が一番大事だったんだっけ?」
となってしまう。
売却も同じです。
とりあえず査定してもらった。
何社かに聞いてみた。
一番高い査定額を出してくれた会社が良さそうに見えた。
でも、
そもそも何のために売るのか。
いつまでに売りたいのか。
売った後、どうしたいのか。
そこが置き去りになってしまうことがあります。
だから僕は、
家を買うときも、
家を売るときも、
まずこの6つを考えてほしいと思っています。
① なぜ?
そもそも、なぜ買うのか。なぜ売るのか。
僕は、これが一番大事だと思っています。
なぜ家を買いたいのか。
子どもが生まれて、今の家が狭くなったからなのか。
子どもの学校のことを考えてなのか。
家賃を払い続けることがもったいないと思ったからなのか。
庭のある家で暮らしたいからなのか。
親の近くに住みたいからなのか。
売却も同じです。
なぜ売るのか。
相続したからなのか。
住み替えたいからなのか。
住宅ローンの負担を減らしたいからなのか。
空き家になってしまったからなのか。
現金化する必要があるからなのか。
この「なぜ?」が違えば、
選ぶ答えも変わります。
僕は、
物件を見すぎて分からなくなったときも、
夫婦で意見が合わなくなったときも、
一度ここに戻ればいいと思っています。
そもそも、何のために家を買おうと思ったんだっけ。
何のために、この家を売ろうと思ったんだっけ。
迷ったら、まずここに戻る。
僕は、それでいいと思っています。
② いつまでに?
いつ買うのか。いつ売るのか。
次は、時間です。
「いい物件があったら」
「なるべく早く」
という言葉もよく聞きます。
もちろん、それでも構いません。
でも、
なぜその時期なのか。
ここまで考えておくと、判断がしやすくなります。
子どもの入学までなのか。
今の賃貸の更新までなのか。
転勤までなのか。
出産までなのか。
住宅ローンのことを考えてなのか。
売却なら、
相続税や資金の都合なのか。
住み替え先との関係なのか。
空き家の維持が大変だからなのか。
「いつまでに」が決まると、
今すぐ動く必要があるのか。
まだ焦らなくていいのか。
それも見えてきます。
急ぐ理由がないのに、
営業担当者から、
「今決めないとなくなりますよ」
と言われたから急いで決める。
これは僕は違うと思っています。
もちろん本当に売れてしまう物件もあります。
でも、
その物件を逃すことより、焦って間違った判断をする方が怖い。
僕はそう思っています。
③ どこで?
どこで買うのか。どこを売るのか。
家を買うなら、
どこに住みたいのか。
駅から近い方がいいのか。
学校を優先するのか。
実家の近くがいいのか。
車移動が中心なのか。
買い物のしやすさを優先するのか。
同じ春日部市の中でも、
場所によって暮らし方は結構違います。
駅まで歩ける地域もあれば、
車があった方が生活しやすい地域もあります。
朝と夜でも、
街の雰囲気は違います。
地図だけでは分からないこともあります。
だから、
「春日部だから」
「駅徒歩10分だから」
だけではなく、
そこでどんな毎日を送りたいのか。
そこまで考えてほしいと思っています。
売却する場合も、
その不動産がどんな地域にあるのか。
どんな人が買う可能性があるのか。
その地域で、どんな売り方が合うのか。
場所によって、考え方は変わります。
④ 何を?
何を買うのか。何を売るのか。
家を買うとき、
新築戸建なのか。
中古戸建なのか。
マンションなのか。
土地を買って注文住宅を建てるのか。
ここも、
なんとなくではなく、
なぜそれを選ぶのかを考えてみてほしいです。
例えば、
「新築がいい」
という方もいます。
もちろん、それでいいと思います。
ただ、
なぜ新築なのか。
誰も住んでいない家がいいのか。
設備が新しい方が安心だからなのか。
修繕費をなるべく先にしたいからなのか。
理由が分かれば、
もしかしたら中古住宅でも条件を満たすかもしれません。
逆に、
中古住宅が安いからという理由だけで選んでも、
その後に大きなリフォーム費用が必要になるなら、
結果として高くなることもあります。
売却も同じです。
建物をそのまま売るのか。
解体して更地にするのか。
土地の一部だけ売るのか。
そもそも売らずに残す選択肢はないのか。
「売る」と決めたからといって、
売り方が一つとは限りません。
⑤ 誰の手によって?
どこのハウスメーカーなのか。どこの不動産会社なのか。誰に任せるのか。
僕は、ここも本当に大事だと思っています。
家を買うときは、
どこのハウスメーカーなのか。
どこの工務店なのか。
どこの不動産会社なのか。
そして、
誰が担当するのか。
同じ会社でも、
担当者によって考え方は違います。
売却も同じです。
大きな会社だから安心。
有名な会社だから安心。
査定額が一番高かったから安心。
それだけでは、僕は決められないと思っています。
こちらの話をちゃんと聞いてくれるのか。
良いことだけではなく、
気になることも先に話してくれるのか。
買わせる方向、
売らせる方向に、
最初から話を持っていっていないか。
「今回は見送った方がいいと思います」
と言える人なのか。
僕自身、不動産会社を選ぶときは、
会社の看板だけではなく、
この人に自分たち家族の大きな決断を預けられるか。
そこを見てほしいと思っています。
⑥ 金額は?
いくらで買うのか。いくらで売るのか。
最後は、お金です。
でも僕は、
金額を最後に持ってきています。
なぜか。
最初から金額だけで考えてしまうと、
本来の目的が分からなくなることがあるからです。
例えば購入の場合。
「銀行から5,000万円借りられます」
と言われたとします。
でも、
5,000万円借りられることと、
5,000万円の家を買って、
家族が無理なく生活できることは、
別の話です。
住宅ローン以外にも、
固定資産税があります。
修繕費もあります。
マンションなら管理費や修繕積立金もあります。
車が必要なら車の費用もあります。
子どもの教育費もあります。
旅行にも行きたい。
外食だってしたい。
家は買えた。
でも、
その後、何もできなくなった。
それでは僕は、
良い家の買い方とは思いません。
いくら借りられるかではなく、
いくらなら暮らし続けられるか。
ここを考えてほしいと思っています。
売却なら、
いくらで売れるのか。
もちろん大事です。
でも、
3,000万円で売れたら、
3,000万円がそのまま手元に残るわけではありません。
仲介手数料。
登記費用。
測量費用。
解体費用。
税金。
住宅ローンの残債。
物件によって、いろいろな費用があります。
だから、
査定額だけを見るのではなく、
最終的に自分の手元にいくら残るのか。
そこまで見て、初めて「金額」だと思っています。
6ヶ条、全部決まっていなくてもいい。
ここまで6つ書きました。
① なぜ?
② いつまでに?
③ どこで?
④ 何を?
⑤ 誰の手によって?
⑥ 金額は?
でも、
この6つ全部を、
家を探し始める前に完璧に決めてください、
と言いたいわけではありません。
分からないことがあって当然です。
家を買ったことがない人に、
最初から全部分かるわけがない。
家を売ったことがない人に、
最初から正しい売り方なんて分かりません。
だから不動産会社がいるんだと思っています。
ただ、
一つだけ。
「なぜ?」だけは忘れないでほしい。
場所で迷ったら、
なぜ買うのかに戻る。
間取りで迷ったら、
なぜ買うのかに戻る。
予算で迷ったら、
なぜ買うのかに戻る。
営業担当者から勧められて迷ったときも、
なぜ買うのかに戻る。
売却も同じです。
高い査定額を見て迷ったら、
なぜ売るのかに戻る。
今売るのか迷ったら、
なぜ売ろうと思ったのかに戻る。
そこに戻れば、
少なくとも、
他人の言葉だけで決めることは減ると思います。
「家を買うこと自体が、人生の目的ではないはずです。」
「家を売ること自体も、人生の目的ではないはずです。」
その先の暮らしを、
少しでも良くするために、
買ったり、
売ったりするんだと思います。
だから僕は、
物件をたくさん紹介する前に、
まずこの6つを一緒に整理したいと思っています。
まだ全部決まっていなくてもいい。
「何から考えたらいいのか分からない」
でも大丈夫です。
むしろ、
そこから一緒に考えるのが、
僕たち不動産屋の仕事なんじゃないかなと思っています。
家を買う前に。
家を売る前に。
一度だけ、
この6ヶ条を思い出してみてください。
そして迷ったら、
まず「なぜ?」に戻る。
僕は、それだけでも、
家選び、家の売却の失敗は、
かなり減らせると思っています。
僕は、それだけでも、
家選び、家の売却の失敗は、
かなり減らせると思っています。
そして、もう一つ。
僕が「かりゆし笑会」という名前をつけたのも、
家を買った、家を売った、そこで終わりにしたくなかったからです。
大きな決断をしたその先で、
「これで良かったね」って、めでたく笑って次のステージへ進んでほしい。
そんな思いを、この会社の名前に込めています。
だからこそ、買うことを急がせることも、
売ることを急がせることもしたくありません。
迷ったら、まず「なぜ?」に戻る。
その先で、最後に笑って次へ進める選択を、
一緒に考えられる不動産屋でありたいと思っています。
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かりゆし笑会株式会社
住所:埼玉県春日部市南中曽根408−4
電話番号:048-793-4105
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