「説明した」と「伝わった」は、違う。
2026/11/05
こんにちは。春日部市で不動産売却や住み替えのご相談をお受けしている、かりゆし笑会の脇田です。
先日、ある役所で順番を待っていたときのことです。
窓口にいたご夫婦と、職員の方とのやり取りが耳に入ってきました。ご主人は、かなり強い口調になっていました。
職員の方は、説明はした、というお話。一方、ご主人は、理解できていなければ伝わったことにはならない、こちらもお金をかけて動いているのだから、分かるように説明してほしかった、という趣旨のお話をされていました。
それまでにどんな説明があって、どんな経緯でその場面になったのか。僕には分かりません。
ただ、そのやり取りを聞きながら、自分の仕事にも重なることだなと思いました。
「説明した」と「伝わった」は、同じではないんですよね。
電話でも、メールでも、LINEでも。こちらが言葉を届けたことと、相手がその意味を受け取れたことには、ずれが生まれることがあります。
仕事の合間だったかもしれない。疲れていたかもしれない。ほかに気になることがあって、落ち着いて聞ける状態ではなかったかもしれない。
役所で見かけた方々がどうだったかは分かりませんが、話を聞くときの状況も、伝わり方に関わるのだと思います。
これは、僕自身にも思い当たる経験があります。
以前、仕事帰りでかなりお疲れの方に説明をして、その後、「聞いていない」という話になってしまったことがありました。
僕の中には、確かに説明した、という認識がありました。でも、相手には十分に届いていなかった。
そのときの相手の状態に合わせて話せていただろうか。どこまで伝わったのか、確かめながら進められていただろうか。
自分が説明を終えたことで、安心してしまっていなかったか。今も、振り返る必要があると思っています。
不動産の購入や売却は、大きなお金と、その後の暮らしに関わることです。
「そんなつもりではなかった」
「そうなると分かっていたら、違う選び方をしたのに」
小さな認識のずれが、大きな後悔につながることもあります。
だからこそ、一度に全部を説明して終わりにするのではなく、途中で立ち止まることが大事なのだと思います。
「この場合は、こういう費用がかかります」
「こちらを選ぶと、こういう点が気になるかもしれません」
「ここまでで、引っかかるところはありますか」
そして、お客様からも「それなら、うちはこうしたい」とお話しいただく。
一つ確認して、次へ進む。必要なら戻って、違う言葉や図で説明する。
少し手間がかかるかもしれません。でも、大切な判断をするときには、その手間を惜しみたくないと思っています。
もちろん、書面に残すことも、内容を一緒に確認することも大切です。そのうえで、「ここに書いてあります」で会話を終わらせず、それがご自身の暮らしにどう関わるのかまで、一緒に考えたい。
頭では分かったつもりでも、気持ちが追いつかないこともあります。そんなときに、「まだ少し不安です」と言ってもらえる関係でありたいです。
かりゆし笑会では、公式LINEでもご相談を受けています。
お仕事や家事の合間など、手の空いたときに状況を送っていただけます。最初のご案内などを除き、普段のご相談への返信は、僕自身が内容を読んで、一つずつ言葉を考えて入力しています。
文章で伝えにくいところは、電話やお会いしての説明も交えながら。大事なところは、やり取りの方法も相談しながら確かめていきたいと思っています。
春日部のおじさんに、ちょっと聞いてみる。できれば「お兄さん」と呼んでもらえると、少しうれしいですが(笑)。
「今、こんな状況なんだけど、どうしたらいいかな」
そんな話が気軽にできる会社にしたくて、かりゆし笑会をつくりました。
「かりゆし笑会」という名前には、関わってくださる方に笑顔になってほしい、という思いを込めています。
屋根の下に笑顔を。
家を買えたときの笑顔が、その後の暮らしの中でも続いてほしい。返済のために、家族の時間や日々の楽しみを削り続けることになっては、僕も寂しいです。
だから、資金計画についても、購入時の金額だけで話を終えたくありません。毎月の支払いを続けながら、どんな暮らしをしていきたいのか。先々、どんな出費がありそうなのか。そこも一緒に考えたいです。
10年後を、すべて見通すことはできません。それでも、今考えられることを整理して、余裕を残すためにできることはあると思います。
一方で、家族や夫婦で過ごす時間、その場所で積み重ねる思い出も大切です。毎年の時間には、お金だけでは測れない価値があります。
その願いと、無理なく続けられる暮らし。その両方を見ながら、ご自身に合った選択をしていただきたいと思っています。
思い出のある家を売るときも同じです。価格や日程に加えて、気持ちの整理にも目を向けながら、お話を進めていきたいです。
僕も、伝え方を学び続けている途中です。
「説明しました」で終わらず、小さな確認を重ねる。分からないことや不安を、そのまま話してもらう。
その一歩ずつを、これからも大切にしていきたいと思っています。
家のこと、まだ考えがまとまっていなくても大丈夫です。買うか、売るかを決める前でも、今の状況から聞かせてください。
かりゆし笑会株式会社
代表 脇田滋行
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