かりゆし笑会株式会社

「家族のために買った家で、家族を失ってほしくない。」

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「本音のホンネ。家族のために買った家で、家族を失ってほしくない。」

「本音のホンネ。家族のために買った家で、家族を失ってほしくない。」

2026/08/13

家を買うということについて、今日は少し本音を書きたいと思います。

僕は、本当に思っています。

身の丈に合わない物件は、買ってはいけない。

もし、それでもどうしてもその家を買いたいのであれば、それなりの覚悟が必要です。

そして何より、夫婦が同じ方向を向いて、きちんと話し合った上で決めてほしいと思っています。

 

なぜ、僕がここまで思うのか。

 

家族を持つ者として、その先に家のことで夫婦関係が悪くなったり、家族の会話が減ったり、最悪の場合、離婚につながったり。

そんなことは、あってほしくないからです。

もちろん、夫婦にはそれぞれいろいろな事情があります。

考え方の違いもあるでしょうし、どうしても一緒に歩いていくことが難しくなることもあると思います。

それは仕方のないことなのかもしれません。

 

でも、

住宅ローンを返すために働き続けて、

家族のために買ったはずの家なのに、

その家を守るために家族との時間がなくなっていく。

それは、本当に幸せなのかなと思うんです。

 

 

僕自身の話をします。

 

 

僕は一人っ子です。

中学1年生の夏までは、父親と母親と僕の3人で暮らしていました。

特に大きな不自由を感じることもなく、それが僕にとって普通の家族でした。

でも、中学1年生の夏に両親が離婚しました。

介護だったり、それぞれの仕事だったり、いろいろな事情があったんだと思います。

僕は最初、母親についていきました。

行った先は、兵庫県神戸市。

母親の実家がある場所です。

僕自身、生まれたのは神戸なのですが、育ったのはずっと埼玉です。

小学校から中学1年生までずっと埼玉で生活して、当然、話す言葉も関東弁でした。

そんな僕が、いきなり神戸へ行きました。

右も左も分からない。

周りはみんな関西弁です。

ずっと関東弁で生活していた僕にとっては、それだけでも全く違う環境でした。

転校してきた僕を珍しがって、

「関西弁、教えたろうか」

そんなふうに声をかけてくれる友達もできました。

関東から来た転校生を面白がって、話しかけてくれる。

そんな友達に、僕はずいぶん心を救われたと思います。

 

 

神戸での生活は、母と僕の二人でした。

決して余裕のある生活ではありませんでした。

はっきり言えば、本当に貧乏な生活だったと思います。

食事は、自分でラーメンを作って食べることも多かったです。

学校へ持っていくお弁当も、

朝、家の近くのコンビニで買ってきた出来合いのお弁当を、自分でお弁当箱に詰め直して持っていく。

そんな生活でした。

 

 

それでも、僕には当時大好きだったサッカーがありました。

一緒にサッカーをしてくれる友達もできました。

そして当時の僕にとっての、かすかな楽しみがありました。

友達と一緒に500円玉を握りしめて、

灘にある商店街にたこ焼きを買いに行くことです。

本当に、それだけでも楽しかった。

サッカーをして、

友達としゃべって、

500円玉を持ってたこ焼きを買いに行く。

今思えば、そういう時間があったから、救われていたんだと思います。

 

 

もちろん、母親は僕を寂しくさせようとしていたわけではありません。

僕を悲しませるために働いていたわけでもありません。

むしろ逆です。

生活するために、

僕を育てるために、

朝から晩まで一生懸命働いてくれていました。

今、自分が大人になったからこそ、その大変さも少しは分かります。

だから、あの屋根の下の生活が不幸だったとは思っていません。

母親と二人で生きていた、あの生活も幸せだったと思います。

 

 

ただ、

あの屋根の下に、笑顔がたくさんあったか。

そう聞かれると、僕はそうではなかったと思っています。

母親は仕事で朝から晩までいない。

僕は一人でいることが多かった。

一人でご飯を食べる。

一人で考える。

一人で過ごす。

だから、笑う相手がいませんでした。

 

 

中学3年生になる頃、僕はまた埼玉へ戻ってきました。

それからは、ずっと埼玉です。

 

 

はっきり言います。

僕は、寂しかったです。

 

 

一人っ子だったので、兄弟に相談することもできません。

母親についていった方がいいのか。

父親のところにいた方がいいのか。

自分では答えなんて分かりません。

中学生ですから。

仲の良かった友達もいました。

好きだった女の子もいました。

その人たちとも離れなければならない。

いろいろなことがありました。

兄弟がいたら、

「どうする?」

「どうしたい?」

そんな話ができたのかなと思うこともあります。

もちろん友達もいました。

でも、中学生の僕が家庭のことを全部相談できたかというと、そんなことはありませんでした。

ただ、一緒にサッカーをしたり、遊んだり、くだらない話をしたり。

嫌なことを考えなくていい時間を作ってくれた友達はいました。

今考えると、あの時間には本当に助けられていたんだと思います。

一人で考え込むというのは、本当につらいものです。

先の見えない迷路の中に一人でいるような感じです。

真っ暗な中を歩いている。

出口がどこなのか分からない。

何が正解なのかも分からない。

自分がどうしたらいいのかも分からない。

そんな状態が続きます。

 

 

だから僕は、自分の子どもには、できる限りそんな思いをさせたくないと思っています。

そして、不動産の仕事をする今だからこそ思います。

家を買おうとしているご夫婦にも、そのことを一度考えてほしいんです。

 

 

まだ二人だけだった頃。

結婚したばかりの頃。

「こんな家に住みたいね」

「ここなら頑張れば買えるね」

二人でそう話して、少し背伸びをしてでも理想の家を買いたくなることはあると思います。

その気持ちは、僕にも分かります。

でも、人生はずっと今のままとは限りません。

子どもが生まれるかもしれない。

子どもが病気になるかもしれない。

親の介護が必要になるかもしれない。

夫婦のどちらかが病気になるかもしれない。

事故に遭うかもしれない。

仕事が変わるかもしれない。

収入が下がることだってあるかもしれない。

何が起こるかなんて、誰にも分かりません。

 

 

そんなとき、

住宅ローンを返さなければいけない。

家を失いたくない。

その怖さに追い込まれて、夫婦二人とも働き続ける。

朝から晩まで働いて、

家族の会話が減って、

子どもと向き合う時間までなくなっていく。

家族のために買った家なのに、

その家を守るために家族を見なくなってしまう。

僕は、それだけは違うと思っています。

 

 

だったら、別に賃貸でもいいじゃないですか。

家を買わない人生だって、僕は全然いいと思っています。

不動産屋がこんなことを言ったらおかしいのかもしれません。

でも、本当にそう思っています。

 

 

それでも、

「自分たちの家が欲しい」

「家族で暮らす、自分たちの屋根が欲しい」

そう思うのであれば、

僕はその気持ちを応援したいです。

ただし、

その屋根の下にある笑顔だけは、絶対に守ってほしい。

そのために家を買うんだと思うからです。

 

 

僕が「かりゆし笑会」という名前で会社をやっている理由にも、そこはつながっています。

自分の家の屋根の下の笑顔を守れない人間が、

どうやって他のご家族の屋根の下の笑顔を守るんだ。

僕は、そう思っています。

まず自分自身が家族を大切にする。

そして、お客様にも家を買ったことで苦しくなるのではなく、その家で笑って暮らしてほしい。

そんな仕事をしたいと思っています。

 

 

僕自身も、

もっと稼ぎたい。

仕事を頑張りたい。

会社を大きくしたい。

そう思うことがあります。

家族そっちのけで働いてしまうことだってあると思います。

昔から、

「家族のために死ぬほど働いた」

という話が、美談のように語られることもあります。

でも僕は、時々思います。

それを、本当に美談として語っていいのかなと。

 

 

家族のために働いている。

住宅ローンを返すために働いている。

家を守るために働いている。

本人はそう思っていても、

その陰で、

子どもがずっと一人で寂しい思いをしていたとしたら。

話したかったのに、話せなかったとしたら。

一緒にいてほしかったのに、ずっと我慢していたとしたら。

その寂しさは、大人になったから全部なくなるものではないと思います。

僕自身、46歳になった今でも覚えていますから。

 

 

だからこそ、家を買うときには、

「いくら借りられるか」

だけではなく、

「この家を買っても、家族で笑って暮らし続けられるか」

を考えてほしいと思っています。

銀行が貸してくれる金額と、

自分たち家族が無理なく返していける金額は、

同じとは限りません。

 

 

人生最大の買い物だからこそ、

背伸びをしすぎない。

無理をしすぎない。

夫婦でちゃんと話す。

そして、少しでも不安があるなら、一度立ち止まる。

それでいいと思います。

身の丈に合った家を選ぶことは、

妥協ではありません。

家族を守るための選択だと、僕は思っています。

 

 

家族のために買った家が、

家族を苦しめる場所になってはいけない。

 

 

 

家族のために買った家で、
家族を失ってほしくない。

 

 

 

その屋根の下で、

ちゃんと家族が笑っていられること。

僕は、それが一番大事だと思っています。

 

 

だから、

「家が欲しい。でも、本当にこの金額で大丈夫なのかな」

そんなふうに少しでも思ったときは、

買う前に一度、ご相談ください。

買うことを勧めるためだけの相談ではありません。

場合によっては、

「今は買わない方がいいと思います」

とお伝えすることもあると思います。

それでもいいと思っています。

 

 

僕が守りたいのは、

契約ではありません。

その家の、屋根の下の笑顔です。

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